ネオンが明滅する密室で交わされる二人の会話に、背筋が凍るような緊張感を感じました。白のスーツを着た若者の焦りと、グレーのスーツの男の余裕が対照的で、酒を注ぐ手元の震え一つで心理戦が描かれています。まるで『時空を繋ぐ水がめ~一九八〇年からの逆襲~』の一場面のように、過去の因縁が現在の酒杯に注がれているかのよう。最後の乾杯の瞬間、互いの表情に隠された本音が透けて見え、観ているこちらまで息を呑む展開でした。