獣王様、その盗賊はあなたの子です
七年前、ジェーンは愛する人を守るため、魔獣の奈落へ身を投げた。 視力を失い、全身に深い傷を負いながらも奇跡的に生き延びた彼女は、その後ひっそりと姿を隠し、一人で双子の半竜の子どもたちを育てていた。 母を救いたい一心で、子どもたちは獣王ダリウスが失くした「竜骨の簪」を持ち出す。 だが、その行動は“盗み”とみなされてしまう。 獣王ダリウスは知らない。 その小さな盗賊たちが、自分の血を引く実の子どもだということを。 そして彼が下した罰は――ジェーンを水牢へ沈めることだった。 封印されていた真実が明かされた時、怒りは後悔へと変わるのか。 それとも、彼が気づいた愛はすでに手遅れなのか―
