冒頭の玉座のシーン、あまりの絶望感に息を呑みました。光の中で消滅する王と、その後ろで冷徹な表情を見せる銀髪の男の対比が強烈すぎます。特に、恐怖に震える老臣たちが次々と怪物へと変貌していく展開は、正に悪夢の具現化のようでした。しかし、物語が砂漠の風景へと移り変わり、赤髪の女性と銀髪の仲間たちが並ぶ瞬間、画面の空気が一変します。『最強の門番〜追放された守護者〜』という作品名が示す通り、絶望の淵から這い上がる彼らの覚悟が伝わってくるようです。荒涼とした大地に立つ三人の姿には、これから始まる戦いへの高揚感しかありません。この極端な感情の揺さぶりが、この作品の最大の魅力だと感じました。