夜の街並みで提灯の光が揺れる中、ピンクの衣装を着た少女が楽しそうに屋台を巡る姿が愛らしい。しかし、高台から彼女を見つめる青い衣装の貴公子の視線があまりにも切なくて胸が締め付けられる。突然の雨で困っている彼女に、彼がそっと赤い傘を差し出す瞬間、二人の距離がぐっと縮まる演出が最高だった。『掌中の花~皇帝に溺愛されてる悪役令嬢~』のこのシーンでは、言葉にならない想いが傘の下で交わされているようで、ただ見つめ合うだけの静かな時間なのに、画面から溢れ出る緊張感と甘酸っぱさに完全に魅了された。