針と月と戦神 ページ 6全101話

第 101 話-針と月と戦神
孤児・顧安月は、兄嫁の虐待に耐えながら刺繍で生計を立てていた。一方、大周の戦神・沈言之は、女嫌いゆえに母と弟の策略に巻き込まれる。あの夜、薬を盛られた沈言之は、誤って部屋に入った安月を遊女と勘違いし、一夜を共にしてしまう。
「これで縁は切れた…」
そう思い金を置き去りにする沈言之。しかし、安月はその一夜で懐妊。絶望の中、彼女はこの命を守る決意をする。だが、邪悪な兄嫁は彼女を老いた男の妾に売ろうと画策——
危機に現れたのは、あの夜の男・沈言之だった!
冷酷な戦神と純潔な孤児、運命に翻弄される二人の愛と復讐の物語が今、動き出す!