前世、彼女は愛のために全財産を捧げたが、返ってきたのは一族の惨殺と、正妻ではなく“平妻”としての屈辱、そして毒殺による悲惨な最期だった。
しかし転生した彼女は、かつての“賢妻”の仮面を捨て去り、再び紅纓の戦装を身にまとう。
前夫が復縁を乞うても──「消えろ」。
表向きの清楚な女が涙を見せても──「容赦しない」。
今世の彼女は、裏切り者の男も女も容赦なく叩き潰し、権力に群がる小者たちを踏みつけて進む。
紅纓を掲げたその一撃は山河さえも震わせる。
ひとりの女として天下に君臨する彼女に、もはや“男に劣る”という言葉は存在しない。