「運命に翻弄されし女将軍、蘇灼華――。」
幼き頃に母を失い、冷たい屋敷で孤独に生きてきた彼女。父の命で戦場へ送られ、死と隣り合わせの日々を耐え抜く。そこで出会ったのは、兵士・蕭奕。彼に心を奪われた灼華は、一途な想いを捧げるが、冷たい態度に傷つき続ける。
しかし、真実は残酷だった――蕭奕が接近したのは、実は彼女の異母妹を守るため。さらには、彼の正体が「大夏の太子」であることを知り、灼華の心は砕かれる。
「もう、誰も信じない…」
決意した和親という道。ようやく過ちに気づいた蕭奕だったが、時はすでに遅く――。
愛と裏切り、復讐と覚悟…。炎のように激しく、氷のように冷たい運命を切り拓く、蘇灼華の戦いが今、始まる！
全話一覧全61話
第 1 話-裏切りと決断
蘇灼華は北離の暴君との政略結婚を受け入れるが、その代償として父に金五十万両を要求する。さらに、自分が最も信頼していた護衛・蕭奕を異母妹・清漪に与えることを条件とする。父は当初驚くが、最終的に条件を飲む。蘇灼華の決断の裏には、蕭奕が実は清漪を愛していたという残酷な真実があった。蘇灼華は北離の地でどんな運命が待ち受けているのでしょうか？
第 2 話-裏切りと覚悟
蘇灼華は城を守るために戦い、蕭奕と共に勝利を収める。しかし、蕭奕が実は大夏の太子であり、異母妹・清漪を守るために接近していたことが明らかになり、灼華の心は砕かれる。灼華は蕭奕の裏切りをどう乗り越えるのか？
第 3 話-越権行為と決意
蘇灼華は護衛の蕭奕に鎧を受け取ることを越権行為と指摘され、さらに手巾を隠し持っていたことを非難される。蕭奕は常に礼儀正しく接するが、蘇灼華の感情を無視する態度に彼女は傷つく。翌日、蘇灼華は蕭奕に雲裳閣への同行を命じるが、蕭奕は練武場の任務を理由に拒否。しかし、蘇清漪が来ると知ると即座に承諾する蕭奕の態度に、蘇灼華は深く失望し、七日後に蕭奕を蘇清漪に引き渡す決意を固める。蘇灼華は蕭奕を蘇清漪に引き渡す決意を固めたが、その真意は何か？
第 4 話-運命の花嫁衣装
蕭奕が清漪のために南嶺までライチを探しに行くなど、清漪への特別な思いを見せる一方で、蘇灼華は北離への嫁入りに向けて美しい花嫁衣装を求めます。しかし、異母妹との競り合いや太子の介入により、複雑な感情と運命の歯車が回り始めます。蘇灼華の運命はどうなる？
第 5 話-裏切りの真実
蘇灼華は、蕭奕が実は大夏の太子であり、自分ではなく異母妹の清漪を守るために近づいたことを知り、心が砕かれる。一方、清漪は蕭奕との縁談で蘇家の地位が上がると喜び、灼華を冷たくあしらう。灼華は蕭奕への復讐を決意し、刺客を送るが、蕭奕は清漪を助けようとする。灼華は蕭奕の真意に疑問を抱きながらも、自分の運命を切り拓く決意を固める。灼華は蕭奕の真意を知り、次の行動に移るのか？
第 6 話-裏切りの代償
灼華は妹の清漪に裏切られ、蕭奕が大夏の太子であることを知り、心が砕かれる。蕭奕は清漪を守るためだけに接近していた真実が明らかになり、灼華は彼を軍法で処罰しようとするが、清漪が身代わりになろうとする。過去の傷跡が再び表面化し、三人の関係はさらに複雑に。灼華は蕭奕を本当に許すことができるのか？
第 7 話-裏切りと復讐の炎
蘇灼華は蕭奕の冷酷な仕打ちに傷つき、復讐の決意を固める。一方、蘇清漪の笄礼を前に、灼華は自身の傷ついた姿で出席するか悩むが、蕭奕の言葉に従うことを決める。灼華は笄礼でどんな行動を取るのでしょうか？
第 8 話-裏切りと復讐の始まり
蘇灼華は異母妹・清漪の華やかな笄礼の場で、母と弟の命日を思い出し怒りを爆発させる。清漪が求める過酷な愛の条件と、太子からの贈り物が灼華の決意を固める。灼華は太子への復讐を果たすことができるのか？
第 9 話-裏切りの真実
蘇灼華は、太子からの贈り物が妹の清漪に贈られたことで、自分が冷遇されていることを痛感する。さらに、清漪から母親の死の真相を聞かされ、衝撃を受ける。母親の死が事故ではなく、清漪の母親による毒殺であったことを知り、蘇灼華の心は深く傷つく。蘇灼華はこの裏切りにどう立ち向かうのか？
第 10 話-裏切りと復讐の火花
蘇灼華は幼い頃から妹の清漪に酷い仕打ちを受けており、その復讐として清漪を氷の湖に突き落とした過去が明らかにされる。さらに、蕭奕が実は大夏の太子であり、清漪を守るために灼華を利用していたことが発覚し、灼華の心はさらに傷つく。灼華はこの裏切りにどう立ち向かうのか？
第 11 話-陰陽雁の狩り
蕭奕は清漪のために危険を顧みず陰陽雁を狩りに行くが、その真心は裏切られる。清漪は蕭奕の献身的な行動を嘲笑い、陰陽雁を雅楽閣で殺すことで興を添えようとする。蕭奕は清漪の残酷な計画を知ったら、どう行動するでしょうか？
第 12 話-別れの決意
蘇灼華は北離国の王に嫁ぐことを決意し、蕭奕との縁を断ち切る。彼女は冷たい屋敷での孤独な生活から抜け出し、新たな運命へと歩み始める。一方、蕭奕は清漪を守るために灼華を遠ざけようとするが、彼女の決意は固く、和親の行列が盛大に出発する。灼華は北離国でどんな運命を迎えるのでしょうか？
第 13 話-裏切りの和親
蘇灼華は異母妹・清漪の身代わりとして北離国の王に嫁ぐことになり、蕭奕から受け取った陰陽雁に複雑な思いを抱く。清漪は蕭奕を自身の護衛として従えることを宣言し、灼華の運命が大きく変わる。蘇灼華は北離国でどんな運命を辿るのでしょうか？
第 14 話-和親の決意
蘇灼華は北離国の王に嫁ぐため、和親の旅に出発する。彼女の決意は固く、過去の戦いや裏切りを乗り越え、新たな運命に挑む。一方、蕭奕は清漪を守るため、蘇灼華を見送る複雑な心境に陥る。蘇灼華は北離国でどんな運命が待ち受けているのでしょうか？
第 15 話-裏切りの贈り物
蘇灼華は蕭奕に美しい簪を見せ、喜びを共有しようとするが、蕭奕はそれを清漪への贈り物として送る。灼華の心は再び傷つき、蕭奕への不信感が深まる。灼華はこの裏切りにどう立ち向かうのでしょうか？
第 16 話-裏切りの雨
蘇灼華は蕭奕と共にお参りに行こうとするが、突然の雨と共に蘇清漪の襲撃に遭い、蕭奕が重傷を負う。蕭奕は無事に生き延びることができるのか？
第 17 話-隠された想い
蕭奕が清漪に対して特別な感情を抱いていることが明らかになり、彼女に伝えたいことがあると告げる。しかし、その真意はまだ謎に包まれている。蕭奕は清漪に何を伝えようとしているのか？
第 18 話-運命の決断
蘇灼華は和親の道を選び、蕭奕（太子）との関係に決別を告げる。一方、蕭奕は蘇灼華への想いを抑えきれず苦悩するが、太子妃としての役割を果たすため宴の準備を命じられる。蘇灼華の和親先で待ち受ける運命とは？
第 19 話-運命の選択
太子が清漪様に太子妃の位を与える決意を固め、盛大な儀式を計画する中、蘇家の長女・灼華が貧しい人々に施しをする姿が描かれる。人々は灼華の優しさに感銘を受け、彼女が戦場の修羅と呼ばれる人物とは思えないと語る。一方、太子は清漪様への想いを強め、次こそは必ず太子妃として迎えると誓う。灼華の真の姿と太子の決断は、二人の運命をどう変えるのか？
第 20 話-贅沢な太子妃選びの宴
太子が贅を尽くした宴を開き、太子妃を選ぶために豪華な準備が整えられるが、肝心の清漪様が現れず、太子は焦りと不安を募らせる。清漪様はなぜ宴に現れなかったのか？
