雲轩は大雍皇朝の四皇子であったが、母が宮女であったため、その身分を卑しいと皇室全体から蔑まれ、皇子として認められることさえなかった。さらに、大雍皇室最強の武学「霸王刀」を学ぶことも許されなかった。
しかし十八代にわたり誰一人として修得できなかった「霸王刀」を、雲轩は天命を受けし者として、一目見ただけで会得してしまう。
人々の知らぬ間に「霸王刀」第一式を極めた雲轩の前に、天下の武学を修めた冥国の国師が現れ、最強の座を奪おうと迫る。母を守り、宿敵を打ち倒すその時、立ち上がったのは他ならぬ雲轩であった。
全話一覧全60話

第 1 話-天命を継ぐ者
冥国の国師が覇王刀の奥義を求めて大雍に現れ、一方で雲轩は天命を受け覇王刀を会得する可能性に気付く。しかし、周囲の蔑みと差別に苦しみながらも、自身の運命に向き合い始める。雲轩は本当に覇王刀を会得できるのか?

第 2 話-天命の選定と侮辱
大雍皇宮で覇王刀の継承者を選ぶ儀式が行われ、雲轩が出席するが、その卑しい血筋を理由に太子から激しい侮辱を受ける。雲轩の母が太子に打たれると、雲轩は怒りで反撃しようとするが、さらに追い詰められる。そこに空禅大師が到着し、内輪もめを戒める。空禅大師の登場で、雲轩の運命はどう変わるのか?

第 3 話-天命を担う者
滄国の国師が大雍へ向かう中、空禅大師が宮中で覇王の奥義を継承できる天命の者を探す。雲軒が試されるが、身分の低さゆえに周囲から嘲笑される。雲軒は本当に天命を担う者なのか?

第 4 話-覇王刀の運命
滄国の国師が大雍皇朝に現れ、覇王刀の奥義を要求する。侮辱された雲轩は怒りを露わにし、太子との対決で自身の実力を示す。雲轩は滄国の国師にどう立ち向かうのか?

第 5 話-覇王の奥義、覚醒
雲轩は、天下第二位の「裂空刀」を持つ敵に対し、木刀で鋼刀を砕く驚異的な力を発揮。窮地に立たされた墨珩を救うため、ついに覇王の奥義の第一式を会得し、敵に立ち向かう。雲轩の覇王の奥義は、敵を倒すことができるのか?

第 6 話-覇王の天命
雲轩が誰も修得できなかった「霸王刀」の第一式を会得し、冥国の国師との対決に挑む。母を守るために、彼は天命を受け入れ、新たな力を発揮する。雲轩は「霸王刀」の全てを会得できるのか?

第 7 話-天命との出会い
雲轩が「霸王刀」の第一式を会得したことで、老僧が天命を担う者として認め、彼の前に冥国の国師が現れ、最強の座を争う対決が始まる。雲轩は冥国の国師の挑戦に立ち向かえるのか?

第 8 話-屈辱の降伏
大雍皇朝が滄国の国師に敗北を認め、覇王の奥義を差し出すことを余儀なくされる中、雲轩の父である皇帝は屈辱に耐えかねる。一方、雲轩は香がまだ燃え尽きていないことに気づき、何かが起こる予感がする。香が燃え尽きた時、雲轩の運命はどうなるのか?

第 9 話-天命を背負う者
雲轩の母が冥国の国師に立ち向かい、その勇敢な行動が雲轩の覇王の奥義を引き出すきっかけとなる。母の犠牲と雲轩の覚醒が、運命を変える瞬間を描く。雲轩は母の犠牲を無駄にせず、真の覇王として立ち上がることができるのか?

第 10 話-母の犠牲と覚醒
雲軒の母が敵に襲われる中、彼は「霸王刀」の修練を強制され、母を守ることができない苦悩に直面する。母の犠牲的な行動により、雲軒はついに覚醒し、敵に対して怒りを爆発させる。雲軒は母の仇を討つことができるのか?

第 11 話-天命を担う者
雲轩が覇王の奥義を会得し、かつて蔑んでいた者たちの前でその力を示す。母への想いと共に、彼はこれまでの屈辱に決別を宣言する。雲轩の次の敵は誰になるのか?

第 12 話-宿命の対決
雲轩は、母への汚名を晴らすため、真実を明かし、皇帝に認められる。しかし、滄国の国師が現れ、雲轩を誘惑する。雲轩は滄国の誘いを断れるのか?

第 13 話-母を守る決意
雲軒は皇后の圧政に苦しむ母を守るため、皇后への復讐を決意する。しかし母は、皇后の罪は大雍の律法で裁かれるべきだと訴え、雲軒に同胞の血を汚させたくないと願う。雲軒は母の願いを聞き入れられるのか?

第 14 話-母の覚悟と覇王の覚醒
雲軒の母は、息子が大雍の皇帝になることを望み、自らの命を賭けて支える決意を表明する。一方、雲軒は滄国の侵攻を阻止するために立ち上がり、覇王刀の力で敵を圧倒する。しかし、冥国の国師・冥奎傷は血魄魔功を使って数百年分の内力で雲軒に挑む。雲軒は数百年分の内力を持つ冥奎傷に勝つことができるのか?

第 15 話-覇王の奥義を求めて
雲軒は冥国の国師との激闘の中で、覇王刀の奥義を発揮しようとするが、第六式を会得していないことが弱点となる。国師は千年分の内力を秘めた丹薬で圧倒的な力を発揮し、雲軒を追い詰める。雲軒はどうやって第六式を会得し、国師に打ち勝つのか?

第 16 話-天命の覚醒
雲轩は覇王刀法の第六式を極めることができず、苦悩する中、冥国の国師との対決に直面する。かつて雲轩を認めなかった皇帝が、最後には彼を守るために自らを犠牲にする。皇帝の死を目の当たりにし、雲轩は天命を受け入れ、真の覚醒を遂げる。皇帝の死をきっかけに、雲轩はどのように覇王刀法の真髄を極めるのか?

第 17 話-覇刀無相の覚醒
雲軒は父を救うため、第六の型「覇刀無相」を習得する決意を固め、敵との対峙の中で新たな力を目覚めさせる。雲軒は「覇刀無相」の力で父を救えるのか?

第 18 話-覇王刀第六式・覇王無相
雲轩が覇王刀の第六式「覇王無相」を会得し、滄国の蛮族たちを圧倒する。しかし、滄国の脅威はまだ残り、特に母親に対する卑劣な脅しが続く中、雲轩は母子を守る決意を新たにする。雲轩は滄国の脅威をどのようにして一掃するのか?

第 19 話-覇王刀の秘密
雲軒が密かに修得した覇王刀が発覚し、皇室から追放されそうになる中、皇帝が彼を庇う。しかし、太子は雲軒とその母への憎しみを露わにし、さらなる衝突が起こる。雲軒とその母は太子の脅威から逃れられるのか?

第 20 話-母を守るための決断
雲軒は母親の安全のために武功を捨てることを決意し、墨江との対決で苦渋の選択を迫られる。母の助命と引き換えに、自らの力を放棄することを約束するが、その真意は不透明で、今後の展開が気になる。雲軒は本当に武功を捨てるのか?それとも何か別の策があるのか?