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霧の中に消えた母39

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霧の中に消えた母

二十年前―― 秦良玉は帰宅途中、娘を人身売買組織に奪われ、同じ日に夫も亡くす。 その衝撃で心を病み、正気を失ってしまう。 二十年後。 娘の廖星苒は全国屈指の富豪となり、実の家族を探し始める。だが、従兄の李川とその妻・彭雪は、廖星苒の財産目当てに秦良玉を家から追い出し、代わりに彭雪の母周慧・敏を廖星苒の母として仕立て上げる。 やがて星苒は、どこか噛み合わない違和感に気づき始める。 そして――周囲から蔑まれていた“狂った女”こそが、自分の本当の母であるという事実に辿り着く。 奪われた二十年。 歪められた家族の絆。 霧の向こうに隠された真実が、今、明らかになる。
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本話のレビュー

病床前の涙と裏切りの予感

母が白血病と診断された瞬間、娘の絶望が胸に刺さる。白衣の医師が告げる残酷な現実に、緑のシャツの男が不気味に笑う姿が全てを物語っている。霧の中に消えた母というタイトル通り、家族の絆が崩れゆく様子が切なくもリアル。特に黒いカードを渡すシーンで、金銭的な裏切りが匂う展開に鳥肌が立った。病院の冷たい空気と、登場人物たちの複雑な表情が短劇ならではの緊迫感を生み出している。