高架下の殺風景なコンクリート空間で繰り広げられる、極道同士の緊迫した対峙がたまらない。黒づくめのスーツで固めた威圧感あるグループに対し、ブランドロゴのシャツに短パンという異様な出で立ちの男。この不釣り合いな服装が逆に強烈なカリスマ性を放っていて、場を支配しているのが面白い。ネットショートアプリで『暴走族のキング、もうやめた』を観ていると、この独特の空気感に引き込まれる。一触即発の雰囲気の中で見せる微かな表情の変化や、挑発的な仕草に目が離せない。派手な金髪と黒髪の対比も映画的で、次の展開が気になって仕方がない展開だ。