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霧の中に消えた母40

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霧の中に消えた母

二十年前―― 秦良玉は帰宅途中、娘を人身売買組織に奪われ、同じ日に夫も亡くす。 その衝撃で心を病み、正気を失ってしまう。 二十年後。 娘の廖星苒は全国屈指の富豪となり、実の家族を探し始める。だが、従兄の李川とその妻・彭雪は、廖星苒の財産目当てに秦良玉を家から追い出し、代わりに彭雪の母周慧・敏を廖星苒の母として仕立て上げる。 やがて星苒は、どこか噛み合わない違和感に気づき始める。 そして――周囲から蔑まれていた“狂った女”こそが、自分の本当の母であるという事実に辿り着く。 奪われた二十年。 歪められた家族の絆。 霧の向こうに隠された真実が、今、明らかになる。
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本話のレビュー

病室に潜む闇と母の涙

『霧の中に消えた母』のこのシーンは、静かな病室に張り詰めた緊張感がたまらない。白衣の医師から告げられる真実に、白いコートの女性が絶望の表情を浮かべる姿が胸を打つ。特に、ベッドで弱々しく横たわる母親の手を握りしめる瞬間、言葉にならない愛と悲しみが伝わってくるようだ。そこへ現れた車椅子の男性の乱暴な振る舞いが、平穏を完全に打ち砕く。看護師が制止しようとしても聞かず、暴言を吐く彼の姿に怒りが込み上げる。家族の絆と裏切りが交錯するドラマチックな展開で、次の展開が気になって仕方がない。