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霧の中に消えた母38

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霧の中に消えた母

二十年前―― 秦良玉は帰宅途中、娘を人身売買組織に奪われ、同じ日に夫も亡くす。 その衝撃で心を病み、正気を失ってしまう。 二十年後。 娘の廖星苒は全国屈指の富豪となり、実の家族を探し始める。だが、従兄の李川とその妻・彭雪は、廖星苒の財産目当てに秦良玉を家から追い出し、代わりに彭雪の母周慧・敏を廖星苒の母として仕立て上げる。 やがて星苒は、どこか噛み合わない違和感に気づき始める。 そして――周囲から蔑まれていた“狂った女”こそが、自分の本当の母であるという事実に辿り着く。 奪われた二十年。 歪められた家族の絆。 霧の向こうに隠された真実が、今、明らかになる。
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本話のレビュー

母の狂気と娘の絶望

病院の廊下で待つ娘の表情が痛々しい。一方、豪邸でスマホを見て喜ぶ母の姿が不気味すぎる。この対比が『霧の中に消えた母』の核心だ。母が病院に乗り込み、診断書を破り捨てるシーンは狂気そのもの。娘を庇う男と、全てを壊す母の対立が激化する。最後は母が自傷行為までして娘を追い詰める展開に背筋が凍った。家族の愛が歪んだ形になった悲劇。