夜の病院前で待つ女性と、車から降りてくる男性の出会いが印象的。『傷だらけの私たち』というタイトル通り、二人の間には言葉にできない距離感と、それでも惹かれ合う空気感が漂っている。室内での会話シーンでは、お茶を飲む仕草や視線の動きが繊細に描かれており、感情の機微が伝わってくる。照明や小道具の使い方も秀逸で、静かながらも心の揺れが感じられる演出だ。ネットショートアプリで観たが、短編ながら密度の高い物語に引き込まれた。