大乾王朝では、女性は草芥同然に扱われていた。
盛清霜は七歳のとき、母が女塾を開いた罪で宗族に処刑されるのを目の当たりにする。以後、父によって江州一の「無能な飾り物の令嬢」として育てられた。
十六歳で一族の長により老いた県令との結婚を強要されるが、彼女は書き置きを残して家を飛び出す。
それから七年後、「秦双」と名を変え、科挙で状元となり、宰相にまで上り詰めて天下を掌握する。
しかし崖からの転落により記憶を失って帰郷した彼女は、一族から“役立たずの長女”として見捨てられる。
だが詩文大会の場で、九つの境地を完全に解放し、金紋の墨龍が天へと昇る――。
その“文魂”の正体は、彼らが嘲っていたかつての無能な長女だった。
腐敗した家父長制の下に封じられていた才覚は、ついに天地を覆す。