誰が味方で誰が敵なのか、全く読めない展開がスリリングだ。運転手の真意も、赤い服の女の目的も不明で、ミステリーとしての完成度が高い。絶望のドライブ旅行~愛する人からの殺意~というタイトルが全てを物語っているようで、まだ序盤なのに既に絶望感が漂う。ネットショートアプリでこの先どうなるのか確認するのが楽しみだ。
母親が祈る時に手が微かに震えているディテールが見逃せない。恐怖と切迫感がそこにある。子供を抱きしめる力も強そうで、必死さが伝わってくる。絶望のドライブ旅行~愛する人からの殺意~という重いテーマの中で、この母親の愛が唯一の救いに見える。ネットショートアプリでこのような細部まで作り込まれた作品に出会えて嬉しい。
前方の二人と後方の母子で、車内の空気が完全に分断されているのが面白い演出。会話がないのに、視線だけで殺気立っている様子が伝わってくる。絶望のドライブ旅行~愛する人からの殺意~という題名通り、愛する人からの裏切りや殺意がテーマなのだろう。この狭い空間での心理戦がどう決着するのか、続きが気になって仕方がない。
ベージュの服を着た女性の眼神が次第に変わっていくのが印象的。最初は怯えていたが、次第に何かを決意したような強さを感じる。子供を守るためなら何でもするという母の強さが現れている瞬間だ。絶望のドライブ旅行~愛する人からの殺意~の中で、彼女がどう反撃に出るのか期待が高まる。ネットショートアプリの作品はこういうカタルシスがある。
車が走っている山道の風景が、物語の孤独感と絶望感を増幅させている。人里離れた場所で何が起きてもおかしくないという不安が募る。車内の人間関係のギクシャクした様子と、外の荒涼とした景色が完璧にマッチしている。絶望のドライブ旅行~愛する人からの殺意~というタイトルが、この場所の雰囲気をよく表している。映像美も素晴らしい。