蘇晩の絶望が画面から溢れ出している。母との対立、夫への複雑な愛憎、そして車椅子の夫を救うために自ら水に飛び込む決断。『夫も悪運も、あなたに譲る』というタイトル通り、彼女の自己犠牲が胸を打つ。水中での緊迫したシーンと、過去の回想が交錯する演出は見事。陸宇の無邪気な笑顔と蘇晩の苦悩の対比が、物語の悲劇性を際立たせている。