黒いスーツのボスが現れた時の空気感がすごい。何も言わずに立っているだけで、周囲の空気が一変する。緑のスーツ男を制圧する手際も鮮やかで、まさにカリスマの貫禄。労働者たちとの対話シーンでは、威圧感ではなく誠実さを感じさせる演技が素晴らしい。主夫の私は家族を捨てたいのような家庭ドラマとは一味違う、社会派の緊張感がたまらない。
最初は怒っていた労働者たちが、ボスの誠意ある対応を見て涙し、最後に笑顔で拍手するまでの感情の変化が丁寧に描かれている。特に年配の労働者が泣きながら喜ぶ表情は、胸に刺さるものがある。単なる悪者退治ではなく、人間の温かみを感じさせる演出が秀逸。主夫の私は家族を捨てたいとは対照的に、社会的なメッセージ性が強い作品だ。
ボスの隣に立つ女性や、紫色のブラウスを着た女性など、登場する女性たちの表情が非常に印象的。緑のスーツ男に対する軽蔑や、ボスへの信頼、状況を見守る緊張感が目から伝わってくる。セリフが少なくても、表情だけで物語を語っている演技力がすごい。主夫の私は家族を捨てたいのような家庭内の葛藤とはまた違う、ビジネス現場の緊迫感が漂う。
序盤の緑のスーツ男の横暴さにイライラさせられるが、ボスが登場してからの展開が本当に爽快。次々と問題が解決されていくスピード感が良く、見ているだけでストレスが解消される。労働者たちが最後に笑顔になる姿を見て、こちらも自然と笑顔になれる。主夫の私は家族を捨てたいというタイトルに惹かれて見たが、予想外の社会派ドラマで楽しめた。
緑のスーツを着た男が威張り散らしていたのに、黒スーツのボスが登場した瞬間に完全に立場が逆転する展開が痛快すぎる。最初は強気だったのに、最後はボスに頭を下げさせられ、労働者たちが拍手するシーンはカタルシス抜群。主夫の私は家族を捨てたいというタイトルとは違うが、このドラマの権力構造の描き方がリアルで面白い。