最初は余裕ぶっこいて笑っていた黒スーツの女性が、途中で顔面蒼白になって震え出す展開が最高にスカッとする。彼女のプライドが粉々になる瞬間を、カメラが容赦なく捉えている。ネットショートアプリでこういう心理戦を見るのが好きなんだけど、この作品も例外じゃない。主夫の私は家族を捨てたいとは違うベクトルの復讐劇だけど、カタルシスは同等以上。
投資と書かれた背景の前で繰り広げられる人間ドラマ。スーツ姿のエリートたちが、実はドロドロの感情を抱えているのが面白い。特に緑の襟の男性の無言の圧力と、白衣女性の毅然とした態度の対比が素晴らしい。主夫の私は家族を捨てたいのような日常系のドラマとは一線を画す、大人の闇を感じる作品。会議室が戦場に見える演出が巧み。
ただのイベント会場に見えた空間が、実は登場人物たちを裁く法廷のように機能している。白衣女性が歩むレッドカーペットは、まるで罪人を引きずり出す通路のよう。周囲の参加者たちが挙手して何かを主張するシーンも、集団心理の恐ろしさを表している。主夫の私は家族を捨てたいのような家庭的な悩みとは次元が違う、社会的な抹殺劇を見ているようだ。
セリフが少なくても、これほど物語が伝わる作品は珍しい。黒スーツ女性の涙ぐむ表情、白衣女性の冷ややかな視線、それを見守る男性たちの複雑な心境。すべてが無言で語られるのが逆に迫力がある。ネットショートアプリの短劇特有のテンポの良さに、映画のような重厚さを加えたような質感。主夫の私は家族を捨てたいとは違う意味で、言葉にならない感情の機微が描かれている。
この投資サミットのシーン、最初から緊迫感が凄まじい。白衣の女性がレッドカーペットを歩く足音だけで、周囲の視線が一斉に集まる。黒スーツの女性が嘲笑い、その後驚愕の表情に変わる流れが圧巻。まるで主夫の私は家族を捨てたいのような家庭内の葛藤が、ビジネスの場に持ち込まれたかのような違和感とスリルがある。登場人物たちの微細な表情の変化が見逃せない。