結婚式の最中に乱入してきた元カレの姿に、花嫁の表情が凍りつく。緑のコートを着た男の怒りに満ちた瞳と、地面に倒れた新郎の絶望感が対比されて胸が苦しくなる。この恋 神には願わない というタイトル通り、運命に翻弄される三人の姿が切なすぎる。花嫁が袖を掴む仕草に、まだ残っている未練を感じてしまった。
平和なはずの挙式が一転して修羅場と化す展開に息を呑む。タキシード姿の新郎が地面に叩きつけられ、口元から血を流すシーンは衝撃的。それでも彼が指輪を握りしめる姿には、愛おしさと哀れみを感じる。この恋 神には願わない で描かれる三角関係の末路は、あまりにも残酷で美しい。緑のコートの男の支配的な態度が憎らしい。
倒れた新郎が必死に守ろうとした指輪を、花嫁が去っていく瞬間に手放す描写が秀逸。緑のコートの男に腕を掴まれ、引きずられていく花嫁の無言の抵抗が痛い。この恋 神には願わない は、幸せの絶頂から奈落の底へ落ちる瞬間を鮮烈に描いている。背景の花飾りと、荒れ狂う人間模様の対比が映像的に素晴らしい。
新郎を殴り倒す男の激情と、それを見つめる花嫁の複雑な心境が絡み合う。緑のコートが象徴する冷徹な支配と、タキシードの純粋な愛の衝突。この恋 神には願わない という物語は、愛が時に人を壊すことを教えてくれる。最後に新郎が独り芝居のように指輪を見つめるシーンで、完全に心が折れてしまった。
白いドレスを着た花嫁が、緑のコートの男に連れ去られる際の足取りの重さが印象的。新郎の絶叫ではなく、静かな絶望が会場に満ちている。この恋 神には願わない で描かれるのは、祝福されない愛の行方。倒れた新郎の視点から見る、去っていく二人の背中があまりにも遠く感じられて悲しくなる。