大玄国は女子が帝位を継ぐ。女帝は「二人の皇女のうち先に結婚して子を産んだ者が次期女帝となる」と宣言した。大皇女・楚芊芊は帝位につくため、配下に命じて自分の夫となる男を探させるが、候補者は妹の楚柔児に奪われた。追い詰められた楚芊芊は、道端で出会った狼王・君傲塵の袖を掴み、自分の駙馬になるよう迫った。断られる覚悟だったが、狼王は口元を緩めて「よかろう、手を貸す」と答えた。君傲塵の助力を得た楚芊芊は、楚柔児の陰謀を暴き、敵国との戦いでも勝利を収めた。

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