NetShort
北狄の狼は星を見上げる

北狄の狼は星を見上げる

like2.1Kchaase2.7K

大楚の皇太子・楚恒と異民族の娘・武昭は深く愛し合っていた。しかし楚の皇帝は猛毒を以て武昭を脅し、「10年間太子を補佐せよ」と冷酷な密命を下す。一族の存続を賭けた苦渋の決断で楚恒の側に留まる武昭だが、真実を隠したままの近侍は、やがて二人の心に深い亀裂を生み出す。 その時、北狄の王・赫戎が乱世に暗躍し始める。武昭の胸中では、燃えるような初恋と消えない後悔、そして故郷への責任感が激しく衝突する。運命に翻弄される三人の情念が、やがて戦国の世を揺るがす謀略渦巻く戦いへと発展してゆく――。 愛と国の狭間で、武昭が最後に手にするものは、玉座の輝きか、それとも儚い誓いの温もりか。千年の時を超えて蘇る、血涙に染まった歴史ロマン。

全話一覧全82話
北狄の狼は星を見上げる

第 1 話-凱旋と侮辱

武将軍が北征から凱旋し、英雄として迎えられるが、太子・楚恒は春意楼という卑しい場所に呼び出し、武将軍を侮辱する。武将軍は太子の意図を探りつつも、忠誠を誓う姿勢を見せる。太子・楚恒はなぜ武将軍を侮辱したのか?
北狄の狼は星を見上げる

第 2 話-運命の密命

楚の皇帝は武昭に猛毒を飲ませ、10年間太子を補佐するよう冷酷な密命を下す。一族の命を救うため、武昭は苦渋の決断でこの命令を受け入れ、真実を隠したまま楚恒の側に留まることを誓う。武昭は真実を隠したまま楚恒との関係を続けられるのか?
北狄の狼は星を見上げる

第 3 話-最後の別れ

即位を目前に控えた楚恒と武昭の間に深い亀裂が生じる。楚恒は武昭に剣舞を強要し、二人の関係は決定的に悪化する。武昭は楚恒の命が自分の心次第だと告げられ、苦悩する。武昭は楚恒の命を救うためにどんな決断を下すのか?
北狄の狼は星を見上げる

第 4 話-毒の誓いと裏切り

武昭は楚の皇帝から猛毒「纏糸」を飲まされ、10年間楚恒太子を補佐するという密命を受ける。一族の存続のために苦渋の決断で太子に仕えるが、真実を隠したままの近侍は二人の間に深い亀裂を生む。皇帝の策略により武昭は太子から離れざるを得なくなり、激しい罵倒と裏切りの応酬が交わされる。武昭は本当に楚恒太子を見捨てたのか?
北狄の狼は星を見上げる

第 5 話-偽りの誓いと冷酷な密命

楚恒と武昭の間に深い亀裂が生じ、皇帝は武昭に冷酷な密命を下す。武昭は一族の存続のために楚恒の側に留まることを決意するが、真実を隠したままの彼女の存在が二人の関係をさらに複雑にする。武昭は真実を打ち明けることができるのか?
北狄の狼は星を見上げる

第 6 話-命を賭けた雲草の探索

柔児様が重篤な状態に陥り、北崖の雲草しか治療法がないことが判明する。楚恒は武昭に三日以内に雲草を取るよう命じ、拒否すれば配下の将兵に厳罰を下すと脅す。武昭は危険な任務を引き受け、雲草を発見する。武昭は無事に雲草を持ち帰ることができるのか?
北狄の狼は星を見上げる

第 7 話-皇帝即位と新法の布告

楚恒が大楚の皇帝として即位し、新法三条を布告する。武昭が雲草を持ち帰れなかったことを理由に、楚恒は彼女に対する怒りを露わにし、配下の者たちにも罰を与える。武昭は無事に帰還できるのか?
北狄の狼は星を見上げる

第 8 話-裏切りの代償

武昭が楚の皇帝の命令に背き、無実の両大臣を救おうとしたことで、皇帝の怒りを買い、将軍職を辞職する。さらに、楚恒との約束を破ったことで、二人の関係に決定的な亀裂が生じる。武昭は解毒薬を得て、本当に楚恒の元を離れるのか?
北狄の狼は星を見上げる

第 9 話-皇后位を巡る決裂

楚恒と武昭の愛は皇帝の策略により深い亀裂を生む。武昭が皇后位を拒否された上、一族を人質に取られ、楚恒からも辱めを受ける。一方、北狄の王・赫戎は武昭の罷免を機に楚国への進攻を決意する。武昭は楚国と北狄、どちらの運命を選ぶのでしょうか?
北狄の狼は星を見上げる

第 10 話-裏切りの報い

武昭の凱旋直後、北狄が大楚に侵攻を開始。朝廷は混乱に陥り、楚恒皇帝は自ら出陣を決意する。一方、武昭が楚恒を裏切り北狄と結んだことを示す書簡が発見され、全国で手配が行われる。武昭は本当に楚恒を裏切ったのか?
北狄の狼は星を見上げる

第 11 話-裏切りの代償

武昭は北狄王・赫戎から大楚を離れるよう誘われるが、故郷と楚恒への思いから拒絶。しかし、帰還した族の地では楚帝の命により一族が虐殺されており、絶望と怒りに打ちのめされる。武昭は楚帝への復讐を果たせるのか?
北狄の狼は星を見上げる

第 12 話-血の仇と裏切り

武昭の一族が楚帝によって滅ぼされ、武昭は北狄の王・赫戎に救われる。楚恒は武昭の一族の死に激怒し、二人の間に深い溝が生まれる。武昭と楚恒の関係は修復できるのか?
北狄の狼は星を見上げる

第 13 話-謀略の渦

武昭と楚恒、赫戎の間で繰り広げられる愛と裏切りの渦。北狄の侵攻と大楚の反撃が交錯し、武昭の運命が大きく揺らぐ。武昭は、この戦いの後、どのような決断を下すのでしょうか?
北狄の狼は星を見上げる

第 14 話-運命の決断

武昭が北狄の防備を楚帝に漏らしたことが発覚し、楚恒との間に深い溝が生まれる。北狄の王・赫戎は武昭を自陣営に引き入れようと画策し、楚恒は武昭の裏切りに激怒する。愛と忠誠の狭間で武昭は苦悩するが、最終的に北狄側につくことを決意する。武昭の選択は、三人の運命をどう変えるのか?
北狄の狼は星を見上げる

第 15 話-命を賭けた決断

武昭は北狄王・赫戎に捕らえられ、楚恒を逃がすために自ら残る決意をする。両雄の対立が激化する中、武昭の覚悟が試される。武昭は無事に楚恒を逃がすことができるのか?
北狄の狼は星を見上げる

第 16 話-運命の選択

武昭が北狄から帰還し、突然の撤兵により天下泰平となったが、皇帝は彼女を不忠の逆賊と見做し、その身には新旧の傷が重なっていることが明らかになる。皇帝と武昭の間に深い亀裂が生じ、彼女の健康状態も深刻な状況にある。武昭は皇帝の冷酷な態度にどう立ち向かうのか?
北狄の狼は星を見上げる

第 17 話-裏切りの疑念

武昭が北狄王を庇ったことで楚恒の怒りを買い、二人の間に深い亀裂が生じる。さらに宋柔児が武昭に謀反の疑いをかける親書を託したと主張し、状況はさらに複雑に。武昭はこの難局をどう乗り越えるのか?
北狄の狼は星を見上げる

第 18 話-裏切りの濡れ衣

武昭が楚の皇帝から謀反の疑いをかけられ、妃を傷つけたとして宮殿から追放される。彼女の無実を訴える声は届かず、皇帝の怒りは赫戎討伐の決意へとつながる。武昭はこの冤罪をどう晴らすのか?
北狄の狼は星を見上げる

第 19 話-深宮の辱め

武昭は貴妃からの残酷な扱いを受け、礼儀を強要される中、彼女の尊厳と復讐心が引き出される。武昭はこの屈辱にどう立ち向かうのか?
北狄の狼は星を見上げる

第 20 話-謀反の汚名と毒の約束

武昭は北狄王と再会し、東夷と北狄が手を組んで大楚を滅ぼす計画を聞く。しかし、武昭は謀反の汚名を晴らすため、楚に留まることを決意する。楚帝は武昭に謀反の疑いをかけ、幽閉する。武昭は太上皇との約定を果たすため、毒を解くことを求めるが、その直後に逃亡したと誤解され、謀反の罪が確定する。武昭は無事に太上皇との約定を果たせるのか?