荒川心は変な医者である。貧しい人の癌を診るには300円を受け取り、裕福な人の風邪を診るには100万円を受け取る。人々は彼を鬼医と呼び、また詐欺師だと非難する。国家の柱である鎮南王・須田長政が病気にかかり、荒川に助けを求めたが、まさか近隣の病院の院長が密かに復讐を企んでいた。「ヤブ医者」荒川は慌てることなく、ただ銀針を取り出した。

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