ピンクのカーディガンを着た少女の必死な訴えと、スーツ姿の男性の冷徹な表情の対比がたまらない。特に少女が袖をまくり上げて傷跡を見せるシーンでは、言葉にならない過去が伝わってきて胸が締め付けられる。ネットショートアプリで観た『粛清〜悪を裁く女社長〜』の中でも、この種の沈黙の演技が光る瞬間があったが、ここでの緊迫感は別格。追われる側の絶望と、追う側の容赦なさが交錯する展開に、画面から目が離せない。