夜の街角、焼き鳥屋の俺、元は最強の極道でしたというタイトル通り、一見平和な日常の中に潜む緊張感が素晴らしい。スーツ姿の青年と、エプロン姿の女性、そして伝統的な衣装を着た男性の三者三様の表情が物語の深みを増している。特に、数珠を手にする男性の余裕ある態度と、それを見つめる青年の複雑な心境が対比されており、言葉少なながらも強いメッセージ性を感じさせる。ネットショートアプリで観る短劇ならではの、短い尺でこれだけの感情の機微を描き切る演出力に脱帽だ。