冒頭から漂う不穏な空気と、血塗られた棺桶のインパクトが凄まじい。筋肉質の主人公が愛する人を失った絶望から、死者を蘇らせようとする狂気的な行動に出る展開は、バトロワゲームのような生存競争とはまた違う、心理的な恐怖を感じさせる。青髪の青年の冷静な介入も謎が多く、物語の深みを増している。
赤い衣装を着た女性が棺から蘇り、主人公を襲うシーンは鳥肌が立った。単なるホラーかと思いきや、二人の間にあった深い絆や悲しい過去を感じさせる演出が素晴らしい。レベルマックスの俺には楽勝!という自信過剰な主人公が、愛の前では無力になってしまう皮肉が胸に刺さる。最後の涙は感情が揺さぶられた証拠だ。
白と黒のジャケットを着た青髪の青年の存在感が圧倒的。彼が何を目的に棺を開け、どのような力を持っているのか全く分からないが、物語の鍵を握っているのは間違いない。主人公の暴走を止めるために現れたのか、それとも別の企みがあるのか。彼の冷徹な眼差しと、時折見せる複雑な表情が気になる。
愛する人を失った痛みに耐えきれず、禁忌に手を染める主人公の姿が痛々しい。バトロワゲームで生き残るための戦いとは違い、これは自分自身との戦い。蘇った女性が彼を襲うのは、彼が犯した罪への罰なのか、それとも彼女なりの愛情表現なのか。解釈が分かれる深いテーマ性が魅力。
シリアスな展開の中に突如現れたピンク髪の女性のインパクトがすごい。彼女の登場で場の空気が一変し、コメディリリーフ的な役割を果たしているようにも見えるが、実は重要な役割を担っている予感。レベルマックスの俺には楽勝!と豪語する主人公も、彼女の前では少し戸惑っているようで面白い。