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盲目の羊は、闇を恐れない61

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盲目の羊は、闇を恐れない

もうすぐ目が見えるようになる盲目の女性・蘇禾。彼女は知らなかった――その幸せな日常が、崩れ去ろうとしていることを。優しい夫・沈逸の正体は、複数の女と浮気を繰り返す外道だった。そして、彼の不倫相手の夫である黄海が、復讐の鬼と化し、蘇禾の元へ訪れる。標的は沈逸だが、彼はいない。代わりに、無力な蘇禾が一人で立ち向かうことになる。恐怖の一夜、彼女は従順を装い、徐々に回復する視力と機知で黄海を欺く。絶望の淵で、彼女は気づく。「もう、泣いてばかりはいられない」と。すべてを失った夜明け、蘇禾は、真の強さを手に入れた――。
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本話のレビュー

闇を照らすのは銃口か、それとも涙か

冒頭の緊迫した空気感から、一瞬たりとも目が離せませんでした。黒い作戦服を纏った女性隊員の冷徹な眼差しと、恐怖に震える白衣の少女の対比が鮮烈です。特に、少女が指を指して何かを訴えるシーンでは、言葉にならない絶望が伝わってきました。盲目の羊は、闇を恐れないというテーマが、この救出劇の根底に流れているようで深いです。最後、外に出た瞬間の光と、少女の虚ろな表情が切なく、助かったはずなのに心が晴れない余韻が残ります。