青い衣装の将軍は「戦の物資が先だ」と言い放ち、妻の誕生日も子どもの願いも二の次。七年間奴隷のように扱われた彼女の叫び「私は妻なのか奴隷なのか」が心に刺さる。ネットショートで観ていると、彼の冷たさに怒りが込み上げてくる。愛より権力を選んだ男の末路が気になる。
コンビニで赤ちゃんを抱く現代の彼女と、古代で苦しむ彼女がリンクする演出が秀逸。噂話をする近所の人々の声が、彼女の孤独を際立たせる。(吹き替え)時代を超えたあらぬ恋は、タイムスリップものかと思いきや、前世の因縁が絡む深い物語だった。次の展開が待ちきれない。
「母としての責任はあるのか」と問う彼女に、将軍は答えられない。出産シーンで老女が「早くシュウエンを呼んで」と叫ぶが、彼は警備中だと断られる。このすれ違いが悲劇を生む。彼女の強がりと弱さが交錯する表情がたまらない。
明日は子どもの誕生日、長寿麺を食べたいという小さな願いさえ、将軍は「戦が先」と一蹴。彼女の「私がわがままってこと?」という問いに、彼は何も返せない。この沈黙がすべてを物語っている。(吹き替え)時代を超えたあらぬ恋の中で、一番心が砕けるシーンかもしれない。
雪の中で処刑される彼女と、それを見守る将軍の姿が重なる。前世でも同じように見捨てられた彼女が、今生でも同じ運命をたどろうとしている。彼女の「何を期待してるの」という独白が、すべての希望を断ち切る。この物語の結末が恐ろしくも気になる。